看取り考察

2025年8月20日

ある会社の幹部から、病院は入院している方が看取り期に近づいてくると、関連の介護施設に受け入れてもらうべく、移動すると聞きました。これは病院は入院している方に何らかの処置をして、お金が入ってきて経営が成り立つので、ただベッドに横になって看取りを迎えるだけの方はお金を生まないので、関連の介護施設に移すと言う事だと思います。

私も病院に入院したことがありますが、入院費は4人部屋で約1万円/日、一人部屋で2.5万円/日位だと思いますが、これは保険が効きません。結構痛いです。そして病院側も部屋代だけの収入で手術等の処置無しとすると赤字だと思います。

次にこの介護施設としては、病院から移された看取り対応の方の扱いは、亡くなるタイミングの前にその兆候を察し、つつがなく家族に集まってもらいその場面に立ち会ってもらうことが最大の任務だと思います。そして葬儀、火葬の手配などもあると思います。また最近は介護施設ではなく自宅で最期を迎えたいと言う方も増えて居る様ですが、これは家族に負担がかかると思いますので、ちょっと特別なことになるかと思います。

昔、私の田舎のお祖母ちゃんの最期(1960年頃)はやはり自宅での最期でした。葬式も自宅、埋葬も土葬でした。これは全て家族と周りの親戚・知人の助けがあって成り立っていました。ここで先に書いた、亡くなるタイミングに立ち会うことですが、結構難しいと思います。私も田舎の父親が亡った時は、2~3日前に帰省し、タイミングを見計らって病院と実家の往復をしますが、これがなかなか難しかった経験があります。この時は、実家に待機していた時に、たまたま虫の知らせがあり、急に病院へ行き、亡くなる場面に立ち会えた経験があります。

思うに、この時に弊社の非接触バイタルセンサーがあれば、看取りの兆候(呼吸の強弱)が分かるので、タイミングを合わせるのはぐっとし易かったのになぁ~と思ったりしました。