CO2センサーでバス置き去りを防ぐ事は出来るのか?

2022年9月8日

弊社では2019年コロナウイルス感染拡大が起こる前にCO2センサーの開発を開始しました。
製品開発をした目的は「人が部屋にいるか、在不在がわかるセンサーを作る!」事でした。
しかしコロナウイルス感染拡大により「換気が大事!」という事に注目が集まり、室内のCO2濃度を見える化するためCO2センサーの需要が一気に高くなりました。弊社も新規&既存のソフトウェア開発会社のお客様にCO2センサーを提供させて頂き、サービスが日本全国で導入されています。

2022年9月5日、3歳女児が通園バスに置き去りにされて死亡するという非常に残念な事故が起きてしまいました。
幼稚園側の「要所要所での確認不足」が重なり、最悪の事態が起きてしまいました。幼稚園では出席アプリなども導入しており、居ない事に気付いていましたがバスの中に取り残されてるとは、誰も気付く事が出来ませんでした。

どうしたらバスに取り残されている事が気付けたのか?
同じ事が起きないようにする為にはどうしたらいいのか??
冒頭の話しに戻ります、弊社がCO2センサーを開発した目的は「人が部屋にいるか、在不在がわかるセンサーを作る!」設置場所は異なりますが、CO2センサーを開発した目的まさにそのものです。これまでは「室内向け」のCO2センサーのみを開発していましたが、昨年2021年にとあるお客様より車でも使いたいニーズを頂き、車載にも搭載できる耐久性・精度を保ったCO2センサーも開発を終えています。

CO2濃度

車載での検証に関してはエンジンが動いている状態で人が数人乗車したCO2濃度のデータは検証出来ていますが、エンジンを切った状態で車内に1人を残したデータ検証は行えていません。CO2センサーを開発した目的そのものという事もあり、微力ながら役に立てるよう検証を進め、また皆様に結果を共有させて頂きたいと思います。

以前にエンジンをかけ車内に大人3人乗車しCO2濃度がどのくらいのスピードで上昇するか検証を行いました。
数分でCO2濃度は2000ppmを超え5分後には5,000ppm程まで上昇しました。
乗用車で大人3人が乗車したデータなのでバス1人の場合とは環境が大きく違いますが、車内は窓が閉まっていてエンジンOffで換気されていないと密室状態なので人が居る居ないの時に、数値も出てくるのではないかと推測しています。

CO2センサーをお探しの方がいましたら問合せページよりご連絡ください。

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