老健の実状について

2025年9月4日

皆さんご存知の様に、特別養護老人ホーム(特養)と介護老人保健施設(老健)は公的なもので料金的には一般の賃貸形式の有料老人ホーム、サービス高齢者住宅よりも安い様です。

その役割として、簡単に言うと老健は、高齢者が自宅での生活へ戻れるように、医療ケアとリハビリを重視した介護サービスを提供する施設とのことです。そして3か月(6か月?)以上は入居できないです。特養は介護度3以上で看取りまでで、期限は無いようです。

病院で処置のしようが無くなった方の引き取り先として、理想的には自宅でしょうか、実際それを実現できる方はかなり裕福な環境の方となると思います。殆どは、介護度3以上は特養、介護度3未満の方は老健と言う事でしょうか。

老健として自宅での生活に戻れるように医療ケアとリハビリを重視(QOLのアップ)した介護サービスを提供と言うことですが、その限りにおいて保険点数は増えますが、反対に重症化すれば保険点数を減らされる様です。実際は重症化することの方が多いと思いますので、保険収入の減る老健は施設としての収入は減り赤字経営となるのではないでしょうか。実際つぶれているところが多い様です。よって今老健として営業されている施設は可能であれば特養に衣替えをするか、有料老人ホームに衣替えするかだと思います。

自宅で生活できるように医療ケアとリハビリと言えば簡単ですが、一旦老健に入れば、そのまま重症化して挙句は看取りまでとなるのではないでしょうか?3か月以内で出てゆけ言うのも何か現実的ではない様な気がします。実際追い出されて当然自宅は無理としてどこへ行けと言うのでしょうか?